オイルとゴムの関係

今回は、オイルとゴムの関係について書きたいと思います。
皆さんはゴムと聞いて何種類位思い浮かべる事ができますか?
自動車においても、ゴムは非常に多くの箇所に使用されており、目的別に多くの種類のゴムが使用されています。
(一例では、ニトリルゴム,水素化ニトリルゴム,アクリルゴム,シリコンゴム,フッ素ゴム等)
オイルをエンジン遮断する目的に使用されるゴムは一般的にシールと言いますが、オイルとシールには相性があり、ゴムであれば何でも使用できるわけではありません。
また、硬いゴムや柔らかいゴムがあるのは皆さんも御存知と思いますが、硬さはゴム硬度と呼ばれており、ゴム硬度も性能を左右する重要特性となります。

年代物の車両に化学合成油を入れるとオイル漏れが発生すると言われますが、その理由はオイルの粘度と共に、使用されているゴム材との相性もあるからです。
オイルとの相性が悪いとゴムは膨潤もしくは収縮し、ゴム硬度も大きく変化します。その結果、オイル漏れを発生させてしまうのです。


特にクラシックカーには注意が必要です。
TOTALブランドのオイルでは、鉱物油ベースのQUARTZ 5000 20W50もしくは15W40がお勧めです。
古い車のシール材との適合性に優れ、尚且つ、エンジンの保護性能も高いです。

By JS