JAF GP 富士スプリントカップ (GT300)

11月17日、18日に富士スピードウェイにてJAFグランプリが開催されました。
Super GTの選手権は10月のもてぎで最終戦となりましたので、番外編という
形でのレースとなります。
このJAF GPは、金曜日が予選で、土曜日が第1レースとなり、どちらか一方
のドライバーが乗り、日曜日は第2レースとなり、もう一方のドライバーが
乗ります。
また、スプリントカップということで、周回数は22周で、ドライバー交代や
給油などはありません。
そして、スタートは通常のローリングスタートではなく、グリッドに停止した
状態からスタートするスタンディングスタートになります。
第1レースは大雨のウェットレースとなり、プリウスGTの嵯峨選手が11位、
アウディR8の坂本選手が23位。
第2レースは晴天のドライレースとなり、プリウスGTの新田選手が5位、
アウディR8の岩崎選手が10位という結果となりました。






今年もレギュレーションに翻弄された年でした。
FIA GT車両はヨーロッパのFIA GT選手権の性能調整が反映されるため、
アウディR8やBMW Z4が影響を受けてしまい、本来のパフォーマンスを
出せないまま下位に沈みました。
プリウスGTはハイブリッドのメリットを生かした走りを魅せましたが、
ポルシェやアストンマーチンといった性能調整をあまり受けていない
FIA GT車両には全く歯が立たない状況でした。


今回のJAF GPは、ウェイトハンデが無く、リストリクターも広げられ、
それぞれのマシンが本来持つパフォーマンスを発揮できるため、非常に
興味深いレースでした。


来年は、Super GT独自の性能調整を行い、マシンのパフォーマンスの差
を少しでも小さくするような方向にいくようです。


By ZX