C4 WRCまでは2Lのターボエンジンを搭載していましたが、2011年からは
1.6Lのターボエンジンにスケールダウンしました。
1.6Lという排気量は、WRCだけではなく、2014年からはF1にも適用されることになっています。
また、WTCC(世界ツーリングカー選手権)など、様々な世界選手権のレースにも適用されるよう
になってきており、市販車における「エンジンのダウンサイジング」と同様に、
レースの世界でも排気量が小さくなってきています。
プジョー・シトロエンやルノーなどは市販車に1.6Lエンジンがありますので、レースでの活躍は
そのまま市販車のプロモーションに繋がります。
レースと市販車の共通点が増えれば、ユーザーもレースに興味を持ちますし、メーカーとしても
レースに投資する意味が出てきます。
さて、シトロエンの市販車用エンジンオイルですが、エンジンがダウンサイジングされますが、
ターボで過給しながらピークパワーを求めていきますので、エンジンオイルに対する要求性能
は以前にも増して高くなっています。
つまり、フリクション(粘性抵抗)を減らしつつ、熱やせん断に強い油膜が必要です。
また、直噴のターボエンジンということで、インジェクターの汚れや、燃焼室内の
カーボンも堆積し易くなっています。
このように、エンジンが進化することは、エンジンオイルへの負担も増加することに
なりますので、プジョー・シトロエンが指定するトタルの推奨オイルをご使用ください。
TOTAL QUARTZ 9000 ENERGY 0W30、QUARTZ 9000 5W40、QUARTZ INEO ECS 5W30
がお勧めです。
By ZX