輸入車の認証規格(アプルーバル)について Vol1. メルセデスベンツ

今回は輸入車用のオイルについて書きたいと思います。
日本車では、ほとんどがAPI規格と粘度の指定ですが、欧州車では認証された規格のオイルと粘度を確認しオイルを入れる事が求められています。


そこで、認証規格について数回に分けて簡単に記載したいと思います。


最初はMercedes-Benzの乗用車用途の規格について記載したいと思います。


ベンツのエンジンオイルの規格はMB-Approvalと記載され、そのあとに数字が記載されています。


乗用車用途では、


229.1, 229.3, 229.5 と 229.31, 229.51と分類分けされています。


大型ディーゼル用途でも同様に


228.1, 228.3, 228.5 と 228.31, 228.51という分類分けになっています。


.(ピリオド)の後の1ケタ目は1,3,5と数字が大きくなると交換サイクルが長い高性能オイルになります。
つまり、229.5規格のオイルは、229.1規格のオイルよりも高性能ということです。


また、229.51のように、その2ケタ目に「1」が付くものはLOW SAPSオイルとなり、DPF(※)対応オイルとなります。
(※DPF:ディーゼルパティキュレートフィルター)



オイル交換の際には、オーナーズマニュアルを確認し、使用するオイルのスペック(粘度や規格)を確認してください。


By JS