QUARTZ INEO FIRST 0W30 その2 (ACEA C1, C2)

現在輸入中の新製品、QUARTZ INEO FIRTS 0W30 (クォーツ・イネオ・ファースト)の
特徴を紹介していきます。


まずは、一番の特徴はINEOシリーズということで、Low SAPS(低硫黄、リン、灰分)仕様
のエンジンオイルとなっている点です。
下のグラフのとおり、ECS 5W30よりも少ない量になっているのです。
これにより、排ガスの後処理装置(三元触媒、DPF)への影響が少なく、排気ガス
クリーンに保つことが可能です。



そこで心配になるのが、Low SAPSによるエンジンパーツの保護性能です。
一般的には、リンや硫黄などを多く含んだ方が耐摩耗性能が高いと言われています。
しかし、最新の添加剤技術を投入すれば、リンや硫黄などの有害物質を減らしつつ、
耐摩耗性能を高めることが可能になりました。


(カムシャフト、コネクティングロッドの摩耗量)
ACEA C1, C2の上限値よりも40〜50%程度少ない摩耗量



(ピストンリング、シリンダーの摩耗量)
ACEA規格の上限値の5分の1から10分の1という極めて少ない摩耗量




By ZX