Vol.3では、車両メーカーではありませんが、ZF社の規格について記載したいと思います。
ZFという社名を聞いて、すぐにピンと来る方は、欧州車が好きな方とお見受けします。
ドイツに本拠地を置く、トランスミッションメーカーです。乗用車から、トラック、バス、更には建機用途まで、
幅広い用途のトランスミッションやアクスルを製造している世界最大手のメーカーです。
海外車両には多く採用されており、ベンツやＢＭＷ等の大手メーカーでも多く採用されています。
昨年、世界初の9速ＡＴを開発したということでも有名です。
TOTALでは、多くのZF社認証オイルを保有しております。もし、お乗りの車がZF製のトランスミッションでしたら、
ぜひTOTAL製のZF認証を受けたオイルを定期交換して下さい。
ZF社の認証は数が多く、ブログの中では番号と用途のみ記載したいと思います。
※通常、TE-ML02Eと言った形で数字の後にアルファベットが付きます。
このアルファベットの違いが、オイルに対する要求性能ですので、アルファベット部分も間違えない様にして下さい。
ZF社製品に限らず、認証制度を取っているメーカーの多くは、認証オイルを使用する事が保証条件になっています。認証を得るには、各メーカーの独自の試験に
合格しなければ得られません。製品の本来の性能を引き出し、かつ長持ちさせるためにも、認証オイルを御使用下さい。
ただし、認証オイルを使用しても、水等の異物が入っては元も子もありません。特にトランスミッションは、ブリーザー(呼吸孔)がある事が多く、深い水たまり等を走行
した際に、水が入り込む場合もあります。
疑わしいと思った場合には、点検を受けて下さい。オイルに水分が入ったまま走行すると、内部損傷を引き起こし、かなり大きな出費となる場合が多いです。
定期的に各部分の点検を心掛けましょう。
by JS
