Super GT PRIUS GT300 (aprプリウスGT) 2

明日からスーパーGT第2戦が富士スピードウェイで開催されます。
雨が降りそうなので、荒れたレース展開になりそうですが、なんとか表彰台を
獲得して欲しい!と願っております。





さて、既に雑誌等で紹介されていますので、ご存じかと思いますが、プリウスGT300
にはトヨタ製のフォーミュラーニッポン用のV8 3.4L自然吸気エンジンをミッドシップ
に搭載しています。


昨年までのカローラAXIOには市販クラウンに搭載している3.5L V6エンジン(2GR)を
チューニングして使用していました。しかし、今年からはFIA-GT車両との性能調整を
JAF-GT車両の性能を上げることで行うというレギュレーションとなり、JAF-GT車両の
リストリクターを拡大する措置がとられるようになりました。


そうなると、高回転型ではないクラウンエンジン(2GR)ではリストリクター拡大の
効果が無く、FIA-GT車両(BMW、ランボ、ポルシェ、AUDIなど)との性能差が如実に
出てしまうことになります。
昨年のカローラAXIOの成績が低迷していた理由はそこにあります。


ということで、このプリウスGT300では、10,000回転以上回るFポンエンジンを搭載し、
FIA-GT車両を猛追できる状態にあります!
(実際にはリストリクターの制限により、GT300では9,000回転くらいになるようです)


しかしながら、プリウスGT300はハイブリッド用のバッテリーを搭載し、200kgくらい
重くなっていますので、最初からウェイトハンデを負っている状態です。
ですから、出力の出るFポン用エンジンはマストアイテムなのです。


ちなみに、エンジンオイルは、QUARTZ Racing 10W50、
ミッションオイルはSynthetic Racing Gear 75W140を使用しています。


By ZX