2017 年全日本ラリー選手権第7 戦

YH クスコラリープラス208 R2、難関グラベルで無念のリタイア
2017 年全日本ラリー選手権第7 戦
RALLY HOKKAIDO

このたびはラリープラス全日本ラリー参戦プロジェクトに多大なるご理解とご協賛をいただきまして、誠にありがとうございます。


「YH クスコラリープラス208 R2」(以下、ラリプラ208R2)は、9 月15 日(金)〜9 月17 日(日)に北海道帯広市周辺で開催された2017 年全日本ラリー選手権第7戦「RALLY HOKKAIDO」に参戦いたしました。



ドライバーは、ラリプラ208 R2 で2度目の全日本ラリー選手権参戦となる川名賢。今回は、コ・ドライバーに島津雅彦を迎えての出場です。RALLY HOKKAIDO は、FIA アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)が併催され、ステージ走行距離が200km 近くを走行するビッグイベントです。 APRC 参戦車両の後に全日本選手権参戦車両が走行するため、路面はかなりラフな状態となります。マシンへの負担も大きく、序盤からリタイアが続出するサバイバルラリーとなりました。



ラリプラ208 R2 が出場するJN5 クラスでは、JN5 クラスは5 台がエントリーしました。本格的な林道ステージが始まった16 日、ラリーの山場と目されていた28.75km のロングステージでは、川名/島津組が同クラスのライバルに28.6 秒の大差をつけるベストタイムをマーク。さらにステージ勝利を2回重ね、クラス首位で日中サービスに戻りました。しかし、その後、ロングステージの再走回で、ウォーターポンプのベルトに石が挟まり切れるトラブルが発生。この結果、オーバーヒートしたエンジンが止まってしまい、残念ながらここでリタイアとなりました。



ドライバー川名賢のコメント
「今回は長丁場のイベントなので、序盤は様子を見ながら、ロングステージで勝負をかけようと思っていました。ここでマシンがしっかり応えてくれて、首位で最初のサービスに戻りました。しかし、その後のSS8 で、コース上の石を噛んでウォーターポンプベルトが切れてしまいました。リタイアという結果は悔しく思いますが、プジョー 208 R2 の優位性をあらためて実感することもできました。エンジンはよく回り、サスペンションの追従性も素晴らしい。乗っていてすごく楽しいラリーカーなので、次にドライブできる機会を楽しみにしています」




次回の参戦は、11 月3 日〜5 日にかけて愛知県新城市周辺で開催される「新城ラリー2017」の予定です。引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。


JN5 クラス リザルト

順位 ドライバー コ・ドライバー 車両名 タイム
1 小濱 勇希 馬場 雄一 KYB DUNLOP DS3R3 MAX 2:11:28.3
リタイア 川名 賢 島津 雅彦 YH クスコラリープラス208 R2 -
リタイア 鷹野 健太郎 ヤナ WJP/FIF/MINI -
※出走3台、完走1台